ビジョンについて
今人生の岐路に立たされている。
一言でいえば10年間働いた仕事を辞める。そのあとは決まっていない。
これからどこに向かうのかという段階である。
そういった局面で後悔をしない生き方を選ぶという話題がよく出る。
今日はそのなかでも自分のビジョンを持つということについて少し考えたい。
人生のうちで最初にビジョンをもつのはちょうど小学校の卒業文集に将来何になりたいかというのを書くときだと思う。みなさんは何を書いただろうか。
私はピアニストと書いたが、実現しなかった。実際のところ今はピアノにほとんど触れてすらいない。
大半の人はこの卒業文集に書いたビジョンには到達できないだろう。サッカー選手や女優やピアニストなどといったものに到達できるのは実際のところごく少数の人だろう。
そして次に受験などを通して世間が良いと思うものとビジョンがすり替えられる。ここでは名門大学に合格することを目的とした受験戦争や大企業などに就職するといった就活などによってビジョン実現ということになる。実際のところ第一段階よりは少し多い人が到達できるものだと思う。
そしてここからが最終段階のビジョンとなる。その後の人生の岐路である。
私が今まさにそうなのだが、それは仕事で挫折し、転職するなどといったときに発生する。本当の幸せとは何なのか。それに即したビジョンということである。多くの人が生きていく中で人生を軌道修正し、現実的な落としどころを求める。
小さいころは限られたものしか見えていなかったがこのころになると自分にできることがある程度わかってくるのでその先の計画も立てやすい。
なにかまとまりに欠けてしまったが、だんだんと自分の人生にピントが合ってくる。
私のなかではそういう感覚である。